じいちゃんの予言
私が育った家には、今はじいちゃんとばあちゃん、父さんと母さん、弟がいて、めいめい喜怒哀楽を存分に表現し、毎日にぎやかに暮らしています。
それは、私が一緒に住んでいた頃から変わらないので、私を和ませてくれます。
昨日帰ったとき、ばあちゃんがくふくふはしゃぎながら、「じいちゃんがおなかの子はどっちか当てるって言ってる」とうれしそうに教えてくれました。
何でも、じいちゃんは従妹の子どもの性別を見事に当てたんだとか。
すかさず母さんは「その1回だけでしょ」とするどい指摘をしましたが、私は興味津々。
私としては、女の子がいいな~・・・と淡い期待を抱いているので、「女の子!」と言ってほしい。
ばあちゃんは相当もったいぶりましたが、じいちゃんは「女の子」と言ったそうです。
やったー!当たりますように。
でも、実は、じいちゃんは数年前、私が結婚したときに、「おれは女の人の顔を見ただけでどっちを生むかわかる」と言ったのを、私はおぼえているのです。
そのときは、私の顔をじーっと見て、「男!」と言ったよね、じいちゃん。
じいちゃんの予言が当たるのか、楽しみがまたひとつ増えました。