今日の優先席事情
妊娠18週に入りました。
気づけば予定日まであと4ヶ月。「それまでおなかにいてくれますように」と、おなかをなでなでしています。気づけばけっこう大きくなってきたけれど、ほとんどが脂肪という悲しい現実。体重増加に怯えています。
さて、私は週に3日、電車で通勤しています。
1回乗り換えるので、2路線使っているのですが、どちらもかなりの混み具合です。
行きは途中まで旦那さんと一緒だし、乗り換える路線は始発が来るのを待って、座っていくのでまだ良いのですが、帰りは始発がなく、当たり外れが大きいです。
旦那さんは身重の私を心配して、「こういうときこそ、優先席を使わせてもらうんだよ」と言ってくれました。
私は今まで、優先席には近づかないようにしてきました。
私には他の方に優先して座らせてもらう理由がないし、空いてるからといって座ってたら、見た目ではわからない、お体の不自由な方に気づかず、お譲りできないこともあると考えていたからです。
でも、今はたしかに座らせていただいてもいいかな、と思いました。電車はけっこう揺れるので、座っていたほうが安心です。
そこで早速、あのオレンジのつり革エリアに入ってみたら・・・いろいろなことに気づきました。
まず、優先席は、一見して、他の座席となんら変わりがないように見えました。
強いて言うなら、若い男性または女性と、中年の男性と、年配の男性が多いですが、中年の女性2人が談笑していることもありました。
妊婦さんはたまに見かけるけれど、体が不自由な方はまだ見たことがありません。
あと、携帯を使っている人が多いことに驚きました。電源を切るようにアナウンスされているのに、気づいていないのかな?
そして、路線によってもずいぶん差があるな、とも思いました。優先席が空いていても、座らずにつり革につかまる人が多い路線と、空いてたらすぐに座る路線。
私は「妊婦だから譲ってもらって当然」とはさすがに思っていません。
でも、私が優先席に座っている人の前に立つと、マタニティマークを見止めたとたん目を伏せて眠ってしまったり、逆に、私にまったく気づかずに新聞や本を読んでいたりという人を見かけて、なんだかちょっと悲しく思います。
少なくとも、優先席なら。
前者は、本当に疲れていて、席を譲る元気がないのかもしれない。だけど、後者は、まず、席が必要な人かちょっとでも見たらいいのになって思うんです。
場合によっては、お年寄りや怪我をしている人がが立たれるかもしれないじゃないですか。
なんだかあまりにも堂々と、趣味の時間を楽しんでるように見受けられる人が多く思えたので、思わず書いちゃいました。
だから、たまに「どうぞ」とお気遣いいただけるとじーんとします。感謝の気持ちでいっぱいになって、心からお礼を言います。
ほんのちょっとの思いやりで、居心地は変わるんだなとしみじみ感じている今日この頃です。