おじいちゃんの命日
2月27日は、私の母方の曽祖父の命日です。今年、27回忌となりました。
私は当時6才だったようです。小学校に入る前だったのは覚えていますが、もう26年も経ったんですね。
祖父がまだ若かったので「じいちゃん」と呼んでいたことから、曽祖父は「おじいちゃん」と呼んでいました。
私はたまに自分が薄情なんじゃないかと恥じるくらい、あまり記憶力がありません。
駄菓子を買うおこづかいをもらったこと、変な形のにんじんを見つけたこと、杖を借りて遊んだこと・・・くらいしか実は覚えていなくて。
だけど、亡くなった日の朝のことは妙に焼きついているのです。生まれて初めて、人の死を見た日でした。
じいちゃんとばあちゃんについて、しばらく行っていなかったお墓参りをしました。
手を合わせると、おじいちゃん、ご先祖様のおかげで今の自分があるんだな、としみじみ思います。
うちに帰ると、おじいちゃんの写真を見返して、じいちゃんとばあちゃんから、いろいろな話を聞きました。じいちゃんの妹夫妻もお線香をあげに来たので、昔の話はいっそう盛り上がりました。
じいちゃんたちは陽気に話していたけど、私には計り知れない苦労があることに、改めて気づきました。
いつまでも元気だと思っていた祖父母も、もう曽祖父の亡くなった年に近くなりました。今年、喜寿を迎えます。
私の出産が7月に控えているので、秋頃に、出産と喜寿を併せてお祝いしようと話していて、家族みんな、今からとっても楽しみにしています。
一緒にいられるということは、ただひたすらに、ありがたい。
私は、家族と過ごす時間を、もっともっと大切にしたいと思いました。