母になれたというものの

32才で初めての妊娠。 これまでいろいろありました。

おじいちゃんの命日

2月27日は、私の母方の曽祖父の命日です。今年、27回忌となりました。

私は当時6才だったようです。小学校に入る前だったのは覚えていますが、もう26年も経ったんですね。

 

祖父がまだ若かったので「じいちゃん」と呼んでいたことから、曽祖父は「おじいちゃん」と呼んでいました。

私はたまに自分が薄情なんじゃないかと恥じるくらい、あまり記憶力がありません。

駄菓子を買うおこづかいをもらったこと、変な形のにんじんを見つけたこと、杖を借りて遊んだこと・・・くらいしか実は覚えていなくて。

だけど、亡くなった日の朝のことは妙に焼きついているのです。生まれて初めて、人の死を見た日でした。

 

じいちゃんとばあちゃんについて、しばらく行っていなかったお墓参りをしました。

手を合わせると、おじいちゃん、ご先祖様のおかげで今の自分があるんだな、としみじみ思います。

 

うちに帰ると、おじいちゃんの写真を見返して、じいちゃんとばあちゃんから、いろいろな話を聞きました。じいちゃんの妹夫妻もお線香をあげに来たので、昔の話はいっそう盛り上がりました。

じいちゃんたちは陽気に話していたけど、私には計り知れない苦労があることに、改めて気づきました。

 

いつまでも元気だと思っていた祖父母も、もう曽祖父の亡くなった年に近くなりました。今年、喜寿を迎えます。

私の出産が7月に控えているので、秋頃に、出産と喜寿を併せてお祝いしようと話していて、家族みんな、今からとっても楽しみにしています。

 

一緒にいられるということは、ただひたすらに、ありがたい。

私は、家族と過ごす時間を、もっともっと大切にしたいと思いました。