妊娠報告 その4
中国からの黄砂だとばかり思っていた、気味の悪い黄色い空におののきながらも、日曜日は大学の友達に会いに出かけました。
GWに結婚式を挙げる友達に、披露宴の余興で「てんとう虫のサンバ」をリクエストされたので、カラオケに練習に行ったのです。
メンバーは私と、営業一筋のバリキャリの友達、派遣で働く兼業主婦の友達の3人。
これを機に、2人にも妊娠したことを報告をしました。
余興を頼まれたとき、すでに妊娠はわかっていたんだけど、初期だったので言えなかったのです。挙式する友達は福岡に住んでいるので先月メールで伝えましたが、2人には、会って話すことにしました。
というのも、今回の報告が、一番悩んだからです。
兼業主婦の友達は、昨年夏にとてもつらい思いをしました。授かった命が育たず、9週で流産してしまったのです・・・
そんな彼女に、なんて伝えたらいいのか、当日会っても、まだ悩んでいました。
先日、久しぶりに会った高校の友達が妊娠していたように、彼女もまた授かっていればどんなにいいだろうと勝手なことを考えてしまいました。だけど、そんな都合のいいことはなくて。
余興の打ち合わせが一段落したとき、2人に思い切って「妊娠したの」と伝えると、バリキャリの友達はなんとなく気づいていたようだけど、兼業主婦の友達はとてもびっくりした様子でした。でも、すぐに「おめでとう」と言ってくれました。
だから私は思わず彼女の手を取ってしまったよ。さぞ複雑な心境だろうに、そう言ってくれたから・・・
それから、彼女の話を聞いたけど、処置後の経過は良いみたいでほっとしました。
来たことに気づかないくらい、生理痛がまったくなくなったそうです。おなかの環境が良くなったのかな。
いつかまた授かることを、私もかげながら祈ってるよ。
自分がしんどいときは、他人のおめでたい話になかなか共感できないものだと、私はよくわかっているつもりだったけど、まだまだだな。ぜんぜん足りない。
気遣いとか、心配りとか、もっとちゃんとしたい、と痛切に思いました。